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2023/05/01 09:51


【会話がはじまるギア】


一つのギアを巡って

小さな感動だったり、共感だったりがあって

会話がはじまります。

どんな思いで作られたのか?

このギアがどんな楽しい未来をくれるのか?


そんな人の思いが会話になって連鎖して

新しいコニュニケーションが生まれるギアを作りたい

と日々ニヤニヤしながら木と向き合っています。




【コミュニケーションが商品を育む】


「こんなのがあったらいいよね」

「ここの部分がもう少し薄いと使いやすいかも」


ギアを使うことで新たな気づきがあります。

焚き火を囲んで酒を酌み交わしながらの交流を通して

わたしたちのギアは仲間に育てられながら

バージョンアップしていきます。




【ギアを通じてつながる】


良質の木材を使って丁寧に作られたギアは

使うほどに手に馴染み、日に日に渋くエイジングしていきます。

もう我が子のようなものです。

でもそれはわたしたちの目指すゴールではありません。


本当に生み出したいのは、ギアを挟んで、膝つきあわせて向かい合う

人と人とのコミュニケーションです。


そのつながりはきっとギア以上に尊い財産になる。

そう思えることが、新しい商品を作る活力になります。





【裏話】


コンセプトを言語化するのってなかなか難しいですよね。

頭の中では「コレだっ!」とわかっているのだけれど、何しろ商品に対する思いが溢れすぎていてなかなか上手く伝えることができない。

それでもなんとか短い一文に言語化してみると「なんかちょっと違う…」

いろんな言葉を候補にあげたけれど、綺麗すぎたり、壮大すぎたり、コンパクトすぎたり…

言葉を短くするのにあたって、いろんな大切な要素も合わせて削り取っちゃっている感じがどうもしっくり来ませんでした。


思いとしては、URISチェアに座って膝突き合わせると、初対面の人でも自然と会話がはじまって、気がつけばウィスキーに気持ちよく酔っていて、翌日には仲良くなっている…そんな感じなんですが…。


そんな風に思いを長文でも良いから言語化したら「会話がはじまるギア」になりました。

「会話が生まれる」でもなければ、

「コミュニケーションが生まれる」でもない。

もっと普段の言葉でありたい。

会話さえはじまれば、そこから縁が深まります。逆に会話が始まらないと、縁の深めようもない…

その会話は言葉じゃなくたって良いんです。目で語り合ったって良いし、その人その人が得意な手段で会話すれば良い。

だからこそ、僕たちのつくるギアをきっかけに会話がはじまって欲しい。

そんな風にコンセプトを表す言葉が決まりました。


コミュニケーションもいい言葉なんだけれど、この言葉を否定するわけではなく、少なくとも僕らは、その言葉では上手に思いを伝えられない。

等身大の言葉じゃないと上手く伝えられる気がしないってだけなんですけど。


この思いが皆さんに伝わってくれたらこんなに嬉しいことはありません。

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